脊柱側湾症

2024 10/25

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脊柱側弯症（脊椎側弯症）は、小児期の特に女性に多い脊柱の変形を指します。

脊柱が左右どちらかに湾曲した状態で、脊柱自体のねじれを伴うこともあります。

原因不明のものを特発性側弯症といい、側弯症全体の60～70％を占めます。病院では、異常がなければそのまま経過観察をしますが、安静に過ごして治るものでもありません。

骨格が歪んでしまうと、骨で支えきれない負荷や衝撃は筋肉が代わりに請け負ってくれます。この状態では、10代から肩こりや腰痛に悩んだり、動きづらさを感じたりしてしまいます。

このような症状に対して、湿布や部分的なマッサージなどの、症状が出ている部位だけを施術していく「対症療法」と呼ばれる「その場しのぎ」の施術で、長年の腰痛が根本的に改善することは難しいかもしれません。

根本的な改善をするにあたって重要なことは、様々な原因に的確に対処することです。

側弯部分とは別の歪んでしまった骨格を適切な位置に近づけることや、筋肉の状態の改善、蓄積した全身の負担を取り除くことで、本来の不自由のない体を目指します。

世界的陸上選手のウサイン・ボルト選手も側弯症を患っています。そして彼の症状は、すでに完治したというわけではなく、現在も症状に向き合い続けています。

ここで伝えたいことは、脊柱側弯症が治らないということではなく、側弯症がありながらも、彼のように自在に体を動かすことができるということです。

脊柱側弯症になると、身体の中でも使う筋肉に前後左右の偏りが起きます。特に腸腰筋や脊柱起立筋などは、脊柱の安定に深く関わっているため、側湾に伴い、筋力低下や過剰な筋緊張が起こりやすいです。この腸腰筋、脊柱起立筋が腰痛を引き起こす代表的な原因になります。

また、骨格が歪み不安定になってしまうと、上半身（特に肩甲骨）でバランスを取ろうとするため、僧帽筋や菱形筋に過度な負担がかかりやすくなります。この僧帽筋、菱形筋の緊張が肩こりの代表的な原因になります。

ささき鍼灸整骨院では、最新機器を用いた筋膜リリース、インナーマッスルマッサージや鍼施術、当院独自のソフトでやさしい骨格調整をその日の状態に合わせて行う、完全オーダーメイドの施術になっています。

脊柱側弯症は様々な要因を引き起こし、肩こりや腰痛に波及しやすい症状です。ですので、初めの問診に時間をかけ、丁寧に状態を分析することで、私たちはしっかりと原因を突き止め、最短最速で改善できる施術を提供します。

また、ウサイン・ボルト選手を例に出したように、脊柱側弯症であっても「動く」ということに支障をきたさないのが本来の体です。当院では現在お悩みの症状が改善したあとも、症状を繰り返さないために、簡単なストレッチや筋トレなどの生活指導も行っています。

骨格の歪みは時間が経つと勝手に治るというものではありません。症状が悪化しないために早めの施術がお勧めです。どこに行っても繰り返す症状や長年のお悩みは、ぜひお気軽にご相談ください。一番辛い症状を一緒に根本改善させましょう！！

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本記事の文責

経歴

・卒後、整骨院で12年修行
・2010年ささき鍼灸整骨院開業
・2022年長町ささき鍼灸整骨院開業
仙台市鍼灸マッサージ師会前会長を務め、業界歴２０年以上。現在では仙台市青葉区と太白区で２院を構える。
・鍼灸師免許取得
・あん摩マッサージ指圧師取得

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